横浜市 大倉山 K様邸
横浜・大倉山の家
3.11が想いを変えた
元々ここは中古で購入した古い建物で、子供も当時小さかったので壁とか汚すだろうからと思って古家付の土地を選んで購入しリフォームして壊さずに活かして暮らし、子供が独立したら2人で住めるような家を建てて暮らそうと思って全然建て替えなんて考えていなかったのですが、3.11の時にすごく揺れて怖い思いをしてこれでは次がもし来たらもう危ないなと思って建て替えを決意したんです。
最初は建て替えれたらいいね~くらいの感じだったんですが、決意してから動くのは早かったです。
調べて、会って、惹かれていく
林業組合の理事長さんからの紹介で出会いました。
話せば長くなるんですが、元々3.11きっかけで建て替えを決めたので私たちは「地震に強い、丈夫な家」にしたいというところにこだわっていたんです。
最初は住宅展示場等も見学に行っていたんですが、展示場はどれも素晴らしいでしょ?(笑)
どこの会社も耐震・免震というのは謳っていたんですが、ひょんなことから見たインターネットの動画で、耐震補強を施してある家とそうでない家を一緒に揺らしてどちらが残るか実験しているものを見たんです。
そうしたらなんと耐震補強を施してあるものが先に倒れちゃったんですよ。
だから国の耐震等級って・・・と疑問に思ったんですね。
そんなときにじゃあ何度も地震に晒されてきている法隆寺とか昔の在来工法ってすごいんじゃないかと思い始めていろいろ調べていって板倉の家を知り、良いなぁと思ったんです。
元々木が好きだったこともあり、木材のことを調べていくと高知県のある村の木材がすごくいいことを知り、見学も兼ねて家族でそこに旅行に行ったんですよ。
そこで林業組合の理事長さんが案内してくれて、実は板倉の家を建てたいと思っているということを話したら東海林さんを紹介してくれたんです。
最初名古屋の人だし無理だろと思って東海林さんから横浜の板倉の家をやっている人を紹介してもらおうとしていたんですが、電話してみると「私がやります!」とお返事をくれて「え、本気なの!?こんなに遠いのに?」と思っていたんですが、本当に来てくれたんですよ!!
同じ想いとこだわり
他の所に聞く必要がなくなったんです。(笑)
実際に来てもらって自分たちの想いを話すと、東海林さんは本当によく聞いてくれて東海林さんの想いや住宅に対する考え方やこだわりを伺ってもうお願いしようと思いました。
それくらい私たちの想いと東海林さんの住宅に対する考え方が沿っていたんですよ。
とにかく私たちの想いにこたえてくれた。
最初に私たちが家に対する希望や要望を30項目くらい書いて東海林さんにお渡ししたんですよ。
そしたらその希望通りにプランを作ってくれたんです。
そこからまたこうしたいだとかああしたいだとか話を詰めていったんですが、ほとんど希望通りですね!
本当に東海林さんはダメだとか出来ないって言わないんですよ!
法律的な部分とかはもちろん違いますけど、こちらの希望に沿うように何度も練り直してくれてどういう風に2階に上がるのかとかそういう本当に細かいところまでたくさん考えてくれました。
住空間でのこだわりポイント
板倉づくりっていうところはもちろんですが夜景が見えるロフトと充実したパントリーです。
リビング部分にはあまり物を置きたくなかったのでしっかり仕舞えるパントリーは充実させたかったんです。
あとはくつろぐ空間と寝たりお風呂に入ったりという生活空間を1階と2階で分けたことも大きかったですね。
建て替える前の家が生活動線がすごく嫌で行ったり来たりが多くてそういうことが無いようにと寒くないようにしたかったんです。
ここは裏手が山で北側が高台になっていて夏は窓を開けていればエアコンがいらないくらい風通しがいいんですが、寒くないけど風通しがいい家にしてほしいと設計してもらいましたね。風の通る方向とかも考えてもらいました。
最初はハウスメーカーばかり見てて白い壁の家だったので板倉の家は木ばっかりだから毎日ログハウスみたいな家に住むのはどうなんだろうと思っていたんですが、今はそんなことを思っていたのを忘れるくらい住んでみるとこの木の家の感じが好きですね~(笑)
日々形になっていく想いの結晶
実はこの家から20mくらいのところに仮住まいをしていて、毎日毎日職人さんが嫌になるくらい見に来ていたんです。(笑)
職人さんを信用していないわけじゃないけどやっぱりできていく過程をしっかりと見て自分の家ができていく様を知りたいというか・・・。
一生に一度のことなので見えなくなっちゃう部分も見ておきたくてね。
死ぬまで暮らしていく家だからこそ出来ていく過程をつぶさに見ていくことですごく愛着が湧きましたね。
大変な思いをして作ってもらった家だから一歩一歩大事に暮らしていこうと本当に思いました。
実際に暮らして
パーフェクトです!点数を付けるとするなら100点以上ですね!
もうノンストレスですよ!
やっぱり自分たちが前の家に住んでいて「こんなの嫌だ!」と思ったことをすべて反映させて作ったというのもあるんですが、家に帰るのが楽しみでしょうがないです。
こんな家に住めるのがありがたいというか、この家で暮らせていることに感謝ですね。